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ブログパーツで10倍魅力的なブログに変身する本

思ったより目新しいブログパーツが少ない印象でした。アンケート、チャット、ブログペットアマゾンアソシエイトなど、従来からあるものばかりでした。アマゾンアソシエイトなら、当ブログが使用しているものが紹介されており、とくに印象に残るものはありませんでした。

新鮮だったのは以下の3つでした。

フォト蔵

画像共有サイトです。ブログの容量を気にせず画像が貼れます。

なかのひと

個人ではなく会社単位のアクセス解析が可能。サイドバーに設置するだけ。

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ブログへの検索ワードがそのままタグになります。

このへんでしょうか。ブログパーツは、開設しているブログサービスによって色々ついてくるものもありますが、自由に取り付けられるものもあります。ブログパーツ紹介サイトもありますから、ご自身で合うものを探されてもいいかもしれませんね。

  

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できるポケット+ ブログパーツで10倍魅力的なブログに変身する本 (できるポケット+)
浅岡 省一 できるシリーズ編集部

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中国はなぜ「反日」になったか

昨今の世界における中国、とりわけチベット問題は世間の関心をあつめていますが、今回は中国における反日の歴史を取り上げた著書をご紹介します。日本と中国のつながりは、古くは邪馬台国の時代まで遡りますが、様々な人と物が行きかい相互に歴史と文化を発展させてきました。

  

  

しかし、近世における列強の中国進出、それによる日本との戦争は両国に深い歴史の傷跡を残しました。現在13億を超える人口は、それだけで世界が注目するマーケットとなり、開放政策による経済発展はもはやアジアの大国とならんかといわれるほどだといわれます。

  

  

そんな中国共産党政府が、戦後の日本とりわけ歴史教育問題、歴史教科書問題、靖国問題などかつての敵国としての日本を利用して、中国全土における愛国心と国威発揚を演出してきたかを本書では鄧小平、江沢民を通して解説しています。

  

  

毛沢東、鄧小平時代の日中関係は、良好とはいえなかったものの、現在のような関係ではありませんでした。しかし、毛や鄧のように政治的実績の少なかった江は、求心力を愛国心にもとめました。

  

  

愛国心によって中国全土に広がる政治的・経済的不信と不満から注意を逸らそうとしていたのです。そこで現れたのが「反日政策」です。中国国民の日本に対するライバル意識、劣等感、そしてかつての敵国としての鬱積した国民感情を積極的に煽ることとしたのです。

  

  

同時に、反日政策が対日外交にも有効なカードとして利用できることを指導部は知っていました。さらに日本の弱腰ともいえる外交姿勢は、内政干渉とも思えることすら許してしまうのです。

  

  

さらに中国では歴史教育の一大拠点として南京の「大虐殺殉難同胞記念館」とハルビンの「731細菌部隊罪証陳列館」、そして盧溝橋の「中国人民抗日戦争記念館」などを建設し中国の反日気運を高めようとしました。

  

  

また日本の駐米大使が記者会見で「不正確で一方的」と指摘した中国系米国人アイリス・チャンの著書『レイプ・オブ・ナンキン』などによって、欧米諸国に対しても反日的主張の手を緩めなかったのです。

  

  

しかし、指導部も予想し得なかったのは、これらの再三にわたる反日外交の結果、日本中に「嫌中感」が広がったことでしょう。実際に、それは対中投資額の減少といったものや、ODAの削減が議論されたことでも明らかです。それは08年5月に胡錦濤国家主席が来日するまで、10年もの間日中両国首脳の相互訪問がなかったことを見れば明らかです。

  

  

しかし、著者はこらからの日中両国の関係に対し、明るいきざしがあると示唆しています。新たな国家主席胡錦濤は、いまだに江沢民の影響下にあるともいえど、その対日姿勢は、毛沢東、鄧小平を受け継ぐように表立った反日的思想は少ないということなのです。

  

  

ですが、現に指導部内部には、いまだに強烈な反日思想をもつ有力党員もおり、権力争いに明け暮れる共産党内部では、親日であることは極めて不安定な立場でもあるのです。しかし現指導部は日本に広がる「嫌中感」や、国民の右傾化などによって、今までのように反日を外交カードとしては使えなくなってきたことを察知し、当面党は日本との関係改善に方向を定めています。今回の胡錦濤国家主席の来日はその第1歩としての目的があったようです。

  

  

しかし、昨今のチベット問題、ギョーザ問題、ガス田問題など日中の懸案はいまだに解決の見通しがたたず、反日教育で育った中国の若者たちは、熱狂的な愛国心と反日を叫んでいます。

  

  

総じて日本の言いなりともいえる対中外交、そして友好よりも利益を重んじる戦略的な中国。両国に広がる互いの嫌悪感。それは、無為無策であった日本にとっては大きな痛手ともいえるかもしれません。

  

  

これから日中間の真の友好が望まれるところですが、友好とは、お互いが対等の立場で何の隔たりもなく意見を述べあえる関係ともいえます。そう考えると、お互いが手をたずさえ東アジアの繁栄を築くという青写真は、現在のところ全く見えないところですが、日本政府は中国に対し毅然とした対応と、隣国としてのはっきりとした発言をしていくべきだと思います。

  

東アジア関連カテゴリ  新書で社会を読むカテゴリ

  

中国はなぜ「反日」になったか (文春新書)
清水 美和

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どこかで誰かが見ていてくれる~日本一の斬られ役・福本清三

一生懸命やっていれば、どこかで誰かが見ていてくれる、という気持ちで40数年間やってきました、と福本さんは言いました。

斬られ役ひと筋40数年。斬られた回数2万回。福本清三、代表作は「なし」。

  

  

「どこかで誰かが見ていてくれる」

とっても素敵な言葉です。それも長年大部屋俳優として苦労されてきた福本清三さんの言葉となればなおさらです。恥ずかしがりやの少年が、15歳で入った京都撮影所。わずかな日払いの給料ではやっていけず、食べることすらままならなかった青春時代。

  

  

拓ぼん(川谷拓三さん)と狭いアパートで夢を語り合ったこともありました。しかし、群れたり媚びることは性に合わなかったという福本さん。「できません」という言葉を封印し、顔と名前を売るためにどんな危険なスタントでも引き受けました。

  

  

どの組合にも所属せず、1匹狼だった福本さんに殺陣を教えてくれた親切な先輩、心労がたたって黄疸になった時には、お姉さんが助けてくれました。フフフのお姉さんは、いつも福本さんを助けてくれ、その黄疸の際にも、東映に手紙を出して福本さんが正社員になることを手助けしてくれました。

  

  

先輩に言われた一言「お前だけの斬られ方があってええってことや」に目覚めたことがきっかけで、福本さんは日本一の斬られ役の道を歩み始めるのです。1秒でも長く画面に映る方法、目を釣り上げいかにも悪そうなメイク、脇役がいてこそスターが引き立つ、その一心で励みました。

  

  

その間にも福本さんのまわりでは、映画産業の斜陽によって大部屋仲間が次々と去り、時代劇が映画からテレビへと移り変わっていきました。往年の大スターたちと直に触れ、映画を支えた名監督から教えられた一言一言は、今でも福本さんの財産になっています。

  

  

「フク、フク・・・」と可愛がってくれた美空ひばりさん。何かと気にかけてくれ、斬られ役にも抜擢してくれた錦兄こと中村錦之助さん。ピラニア軍団の仲間とも親しくさせてもらっていました。

  

  

中でも深作欣二監督の言葉は、福本さんの心を打ちました。

「いいか、フクちゃん、映画のスクリーンっていうのは、主役だけが主役じゃないんだよ」この言葉を聞いた福本さんは、どこかで誰かが見ていてくれると思うようになったのです。

  

  

京都撮影所近くの喫茶店でアルバイトをしていた奥さんとも知り合いました。貧乏だけれど苦労を口に出さない奥さん。仕事のことは一切家庭に持ち込まない福本さん。「お互いB型夫婦ですねん」とはにかむ顔は、斬られ役とは違うマイホームパパぶりを感じさせます。

  

  

一男一女をもうけた福本さん一家。小さな頃は、テレビの福本さんを見て「パパが死んだ」と泣きじゃくったこともあったそうです。でも、今では立派に育ち、2人とも大学に出すことができ、福本さんも一安心です。

  

  

定年になると仕事が無くなり不安だと語っていた福本さん。しかし、定年を過ぎた今でも現役生活は続いています。それどころか、今では日本一の斬られ役から世界一の斬られ役です。ハリウッド映画「ラストサムライ」での福本さんのご活躍は記憶に新しいところです。

   

   

ハリウッド映画出演を果たした今も、時代劇には欠かせない名脇役として福本さんは、映画、テレビと現役続行中です。定年後も東映の嘱託職員として京都太秦映画村では、「福本清三、斬られる」というショーにまでなり、いまでもそのご活躍は、ファンの知るところとなっています。

  

  

「生まれ変わってもう1度やるかって聞かれたら、私は貧乏でも、また大部屋俳優として生きていきたいと思ってますし、もちろん、家庭もいまの女房や子供らで十分ですわ。」そう最後に語ってくれている福本さんは、私たち無名の人間でもきっといつかは報われる。どこかで誰かが見ていてくれるという大切なメッセージを伝えてくれました。

  

  

いつまでもお元気で、そしてこれからも私たち映画ファンを楽しませ続けてください。

  

掘り出し物文庫本カテゴリ 先人の教え(伝記・評伝)カテゴリ

  

どこかで誰かが見ていてくれる―日本一の斬られ役 福本清三 (集英社文庫)
福本 清三 小田 豊二

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star時代劇ファン必見ですよね
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友がみな我よりえらく見える日は

離婚した人や、家族に捨てられた人、容姿のために結婚できなかったり、障害を持ってしまい全てを失った人、そんな人たちを、著者は私情を挟まず淡々と描写しています。

  

  

本書に出てくる人は皆、日々を1人でひっそりと生きているのだけれど、すべからく孤独な人たちばかりです。本書の紹介では「人は劣等感に苛まれ深く傷ついたとき、どう自尊心をとりもどすのか。心があたたかくなるノンフィクション」と書かれていますが、読んでみて思うのは、自尊心どころか、この人たちはいまだに喪失感と孤独感のただ中にいるのではないかと思うのです。

  

  

島クマは人ごととしては読めませんでした。この本の登場人物たちは、みな人との関わりが苦手だったり、人との付き合いがちぐはぐになってしまう人たちばかりです。そしてそれぞれにそれを分かっています。

  

  

ある人はあきらめ、ある人は目を背け、ある人はそれこそが自由だと言います。しかし、初めからこうではありませんでした。人並みに結婚して子供をもうけ、父となり母となり、希望や目標を持ち、毎日が輝かしかった頃もあるのです。

  

  

ですが、不況であったり、相手の裏切りであったり、どうしようもない自分のこだわりが、彼ら彼女らを孤独と寂しさのただ中に引きずりこみました。

  

  

しかし、あるホームレスは人を信じることを捨てませんでした。失業寸前のネガ編集者の女性は、最後の1人になるまで仕事に誇りを持っています。ホームレス同然の元芥川賞作家は、最後に言いました「自分の道はひとりで歩くしかない」。

  

  

人は誰でも一つは悲しい過去を持つものかもしれません。彼ら彼女らは、決して特別じゃないんです。この世の中は、幸せな家族や、セレブと呼ばれる女性たちや、立身出世の青年社長や、ましてや何不自由なく暮らす成功者たちだけで成り立っているわけではありません。

  

  

むしろ現在の社会状況の中では、本書の人々のような人たちこそ、私たちは共感させられます。この人たちは、誰も恨みません。そして事実を事実のまま受け入れています。淡々と日々を過ごし、“この先、もしかして・・・・”というほんのわずかな希望を抱いて生きています。

  

  

登校拒否児童の少年の話が紹介されていました。学校になじめず、同級生に仲間外れにあい、次第に学校に行けなくなってしまった少年。彼は、自身を題材にした4コマ漫画を描いています。主人公はいつも無反応。それに対してまわりの人間が勝手に反応して、泣いたり、怒ったりするという内容です。

  

  

学校に行こうと思っても、直前になると行けなくなります。しかし、その後定時制高校には何とか通えている少年。プレッシャーが少ない定時制高校では、誰にも喋らなくてもいいからです。

  

  

しかし、不安はまだ残っています。この前も授業中に不安になり、教室を抜け出してしまったのです。暗い美術室にひとりずーっと座っていました。

  

先生が少年を見つけて、「なにしてんだ、お前はこんなところで」と言います。

先生の後ろにいたクラスの人が「どうしたんだよ」と声をかけてくれました。

  

「何て答えたの?」著者は聞きました。

「なにも、笑ってた」と少年は言います。

「不安なんですって言わないの?」

「そういうとこ友だちに見せちゃダメなんです」

そういうと、少年のひざに涙がポトっと落ちた。

「とにかく、マンガにすがりついていないとダメになりそうなんです」

ひざの上で手をギュっと握りしめている。

日が落ちて部屋が暗くなっている。

床も椅子もテーブルも、テーブルの上の湯呑みも急須も花瓶も闇に沈んでいる。

ただ、テーブルの上に広げたマンガの下書きだけが白く光っていた。

  

  

無関心という無視、青春を謳歌する皆のなかで、1人暗闇のただ中だった学生時代。声をかけてくれた同級生に、返事できなかった自分への嫌悪、絶え間ない孤独、この社会というものに対する生きづらさ。

  

  

少年は僕だ。少年の涙は僕の涙です。

  

掘り出し物文庫本カテゴリ

  

友がみな我よりえらく見える日は (幻冬舎アウトロー文庫)
上原 隆

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starノンフィクションの限界か、著者の限界か
star現実を真っ直ぐに見つめるということ
star軽く手にとってしまったけれど、相当ヘビーでした。

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できる100ワザ アフィリエイト 改訂版 ブログ・ホームページでがっちり儲ける実践ノウハウ

2005年に出版された前作の改訂版です。100ワザと書いてありますが、やっぱり本書も基本をしっかり押さえようという内容でした。具体的な内容をいくつか書いてみますと、以下の通りです。

  

  

「自分に合った切り口を選ぼう」

「携帯電話のアフィリエイトに挑戦しよう」

「関連商品も一緒に紹介しよう」

「複数の種類のアフィリエイトリンクを組み合わせよう」

「ナビゲーションは右側縦長に配置しよう」

「分析データから季節商品の売り方を知ろう」

・・・・などなど、このような感じで100の項目が紹介されているのです。

  

  

アフィリエイトの根本的なノウハウとは

「売れるホームページの企画×能動的なアクセス(集客)×売れる広告=成果」

これに尽きるそうです。

  

  

内容的には他の類書と同じようなものかもしれませんが、単に基本ノウハウを羅列するのではなく、関連サイトや参考ブログなど豊富に紹介してくれている点は良かったです。本書の最も良い点を挙げるとすれば、豊富な写真を使いながら、初心者にも分かりやすく紹介していることでしょうか。

  

  

ほとんど文字より写真が多く、ECサイトの登録方法やHTMLをブログに貼り付ける方法など、ノウハウはすべて丁寧な写真で紹介しています。ただ、本書にあるソーシャルメディアの活用法というのは、ソーシャルブックマークのことのようで、数ページほどしか扱われていませんでした。

  

  

総じて、初心者には優しい内容ですが、既にアフィリエイトに取り組んでいる方たちにとってはもう一歩という内容かもしれません。

  

副業・ネットビジネスカテゴリ

  

できる100ワザ アフィリエイト 改訂版 ブログ・ホームページでがっちり儲ける実践ノウハウ
和田 亜希子 小林 智子(藍玉) できるシリーズ編集部

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star忘れがちな基本をがっちりと

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帰宅後1時間で月5万円を稼ぐメルマガ・アフィリエイト@一瀬翔

メルマガ関連本はここでも平野友朗さんの本を中心に紹介してきましたが、本書は正直それらの域を出ない本でした。簡単に書けば、初心者向きの内容です。メルマガ関連本を読むのなら平野友朗さんの著書のほうがいいかもしれません。

ただこの本の著者の一瀬翔という方、アフィリエイトでも無料レポート系の方らしく、そのへんのノウハウは興味深く読みました。ただ、無料レポートや代理登録では、精読率の高い読者さんは望めないことを書いているのは良心的だと思います。それと、意外に相互紹介での読者獲得は精読率の高い読者が望めるそうでなるほどと感心しました。

他にも読者を惹きつける方法としてプレゼントを行うというものなど、なかなか面白いと思いました。アフィリエイトは掛け算ですから、どれが0になってもいけない、読者数が千だとしても1万だとしても、精読してくれる読者さんが大切なのであり、また選ぶアフィリエイトの種類も重要なのだそうです。

1人の人がアフィリエイトを利用して1回買ってくれても、100円よりは1000円のほうが、同じ1回でも収入は変わってきます。本書もそんな感じの基本を書いているのですが、著者の場合メルマガで5000万円を稼いだそうです。いわゆる先行者利益というやつですね。無料レポート系のアフィリエイトをしている方なら参考になるかもしれません。

それと特典として無料レポートがついているようなので、ダウンロードしましたが、JAVAやLhacaでは解凍できませんでした。案内メールはスパム扱いになります。この著者は一体どういう人なのだろうという疑問が少し残りました。

  

メルマガ・文章術カテゴリ

帰宅後1時間で月5万円稼ぐメルマガ・アフィリエイト
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悪い坊主 なまぐさ坊主でどこが悪い!!

タイトルは刺激的ですが、本書は普通のお坊さんの本音エッセイといった感じです。昔ながらのお坊さんは法事や葬儀はもちろん、檀家さんの相談に乗ったり、地域からの尊敬を集める存在だったのだけれど、現在の様々な社会状況はお坊さんにとっても木枯らしがふくような状態のようです。

  

  

檀家さんだけでは食べていけず、あの手この手でお金を捻出する今どきの坊主、大きな収入源である葬儀を横取りする葬儀会社とフリーター坊主、地域の有力者という立場だけに本音も言えず、遊べない辛さ。

  

  

著者は日本で一番多いとされる浄土真宗のお坊さんなのですけど、お寺というものには、格式というものがあるのだそうです。いわばカーストのような階級社会なのです。しかし、現代のお坊さんは、徳を積めば出世できるとは限りません。悲しいかなお坊さんの世界も出世はお金次第なのです。

  

  

また最近の檀家さんの懐ぐあいも厳しいものがあります。それに、最近の葬儀会社はお布施代をピンはねするような行動もします。そこで、著者のような格式もなく、檀家も不安定なお坊さんは、知恵を絞ってお金の算段です。

  

  

年忌ごとに檀家を回り、せっせとお布施を集め、宗教法人格で副業も始める。納骨堂をランキング形式にし、立派な戒名を売りさばく。仏教の世界でも弱肉強食です。檀家を他の寺に取られることもあるし、葬儀屋にそそのかされた檀家はお布施を値切ってくる。祇園で遊びまくる高僧たちを尻目に、日々金稼ぎに心血を注ぐのです。

  

  

最近は一種の出家ブームです。著者のもとにも、出家志願者たちがよく来るようです。しかし、著者はいい顔をしません。浄土真宗など、宗派によっては、出家しても寺さえ持てない状況なのです。寺を持てない都会の僧などは、フリーター坊主として、葬儀会社と契約し、葬儀と葬儀を掛け持ちしながら、小金を稼いでいるのです。

  

  

そこで著者の書く出家にオススメの宗派は、ズバリ「禅宗」だといいます。禅宗は無人の寺が多く、修行さえ勤めあげれば、建物からご本尊から仏具まで、元手なしで寺が手に入るからなのだそうです。

  

  

しかし、これには問題もあって、修行が厳しいのです。これは一番のネックで真宗の修行は7日間の軽いものですが、同じ1週間でも禅宗はことさら厳しいそうです。修行は、スタートの第1日目の早朝から、最終日の8日目の晩鐘の合図までの1週間を一晩と考えて、休みなしで座禅を組み続けるのです。毎日3時間の仮眠は許されているものの、ナント座禅を組んだままの状態で眠るのです。途中、たとえ病気になっても、あるいは親の訃報が入っても、リタイアすることはできません。毎年、行が終わったあとに、数人の僧が病院に送られていくらしいという非常に厳しい行なのです。

  

  

ちなみに真宗の場合、修行は簡単ですが、ほとんど持てる寺がありません。先祖代々世襲を守ってきたお寺がそうそう空くことはないからです。それはそれで、跡継ぎ問題など色んなことがありますが、仏教の世界もまた大変なものなのだそうです。

  

  

総じて、単なるエッセイと思いきや、かなりの情報量が詰った内容でした。仏教ならではのしきたりや教えなど、きちんと注釈をつけて解説もしてくれています。評論家の宮崎哲弥さんが、自著の中で本書をオススメしていたので読んだのですが、なかなか興味深くそして参考になる内容がたくさんありました。タイトルにダマされないで読んだおかげで、なかなか語られることのなかった、仏教界の内部事情を知ることができました。なにより、その面白さも必読です。

  

エッセイ・体験記・回想録カテゴリ

  

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田村 恵照

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star坊さんは嘘をつかない。

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おんなひとりの鉄道旅

久しぶりに旅の楽しさを感じさせる本を読みました。本書は雑誌「ビーパル」で連載されていた、鉄道紀行エッセイをまとめたものです。

   

  

鉄道マニアの男性を鉄ちゃんと言うのに対して、女性は鉄子というそうですね。そんな鉄子の著者ですが、男性だと列車のスペックばかりに気を取られるのに対して、著者の視線は純粋に鉄道の旅を楽しむというものでした。

  

  

風景を楽しみ、人とのふれあいを大切にする。もちろん、鉄道についてもきちんと取材しています。本書を読む方なら、1度は乗ったことがある路線もあると思いますし、もしかすれば、地元にあるおなじみの鉄道も登場するかもしれません。

  

  

新幹線からトロッコ列車まで著者は、全国を巡りながら旅の良さをリポートしてくれています。中には現在廃線となった路線もあるし、廃線間近の路線もあります。現在、地方の小さな鉄道では、資金難から廃線の危機が叫ばれているそうです。しかし、そんな路線では地元の有志たちが必死に存続の活動をしています。

  

  

女性のひとり旅というのは、大変なこともあるかもしれませんが、そんなことも感じさせず、駅員さんや乗客の1人ひとりと会話を交わし、旅の良さを味あわせてくれた本書。豊富な写真から、自然あふれる風光明媚な車窓の風景が、読む人につかのまの旅気分を味あわせてくれます。

  

  

鉄道旅行の良さをあらためて感じさせてくれた良書でした。またこんな本が読みたいです。

  

旅行・地域カテゴリ

  

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ハローバイバイ・関暁夫の都市伝説~信じるか信じないかはあなた次第

旬の芸人さんによる一級のエンターテイメントとして読ませていただきました。島クマもちょっとした都市伝説マニアで、この手の本は興味本位でちょくちょく読んでいます。本書も古今東西の都市伝説から日常の身近なものまで、様々な題材が取り上げられています。

  

  

簡単に書けばよくある陰謀論と噂話とトリビアネタをいいとこ取りしたような内容です。ディズニーからUFOまでよくここまで見つけたなぁと感心するほどです。この本の特徴は、著者である関暁夫さんの軽妙な文章と、確信には迫らないまでも、証拠らしきものをチラつかせて読者の興味を惹くテクニックでしょう。

  

  

しかし、ちょっとだけ難点もあります。その手のマニアが読むと、どうしてもボロが見えてくることです。その辺のことをちょっと書いてみましょう。

  

  

「スピルバーグの正体」と題された都市伝説です。スピルバーグはその才能を認められたことから、政府の重要機密であるUFOと宇宙人について知らされ、彼の映画は、世界中の人々にUFOと宇宙人を啓蒙するために製作されているとのことです。

  

  

本書によると典型的な宇宙人「リトルグレイ」は、スピルバーグの「未知との遭遇(1977年)」が初出だと書かれていますが、実はですね~そうではないんですね~。以前ここでも紹介した「なぜ人はエイリアンに誘拐されたと思うのか」によると、グレイタイプの宇宙人は1962年に放送されたアメリカのテレビドラマが初出なんですね。そこでアブダクションという宇宙人による誘拐も取り上げられ、そこから現在のような催眠誘導による宇宙人による連れ去られ体験が数多く生まれたのです。

  

  

続いて「ノストラダムスとヒトラー」という都市伝説ですが、これはノストラダムスの予言が当たっているのではなくて、この予言を的中させるために世界中で故意に操作が行われているという内容ですが、本書ではヒトラーと第3帝国そのものが予言のためにでっちあげられたものだと語られています。

  

  

ちょっとこれも信じがたいことがいくつかありました。本書によるとヒトラーは自殺ではなく、ノストラダムス信奉者のエヴァ・ブラウンによって眉間を撃たれて死んだとなっており、実際にソビエト軍による、ヒトラーの死体写真が載せられて