宮崎哲弥「1冊で1000冊読めるスーパー・ブックガイド」
テレビなどで活躍を続ける宮崎哲弥さんの、知識の奥深さが知れるなんともスゴい本です。本好きなら誰でもこと手の本は好きだろうと思います。
島クマもこの手の本は大好きです。1冊の本を読むだけで膨大な量の本を読めることと、自分が知りもしなかった、様々な分野の専門書など、いいとこ取りで読めてしまいます。
そんなブックガイドでもこの本の著者は宮崎哲弥さんです。参考にならないはずがありません。
普通のブックガイドや読書日記というものは、一貫性のない本を列挙するように著者の趣味趣向で並べられていますが、そこは宮崎哲弥さん、きちんと読者のことを考えておられます。
紹介する本にはテーマがあって、○○というテーマには、AとBがいいですよ、と提示する、しかし、このテーマに反論する形で、CとDという本もありますよ、ときます。ここで終わらないのが宮崎さん。
ABとCD両方の言い分をまとめたのがEとFではFの方が要点がまとまっている、といった感じなのです。さらに、読者を考えてくれるのは、このテーマについてまだ知らない人のために、GとHとIという初心者向けの本がありますよ。という親切な内容。まだまだあって、これらの本に飽き足らない方には、JとKという関連書籍もありますから、いかがですか?という、念の入れようです。
このテーマには、政治経済などの時事問題から、科学から仏教哲学まで幅広い内容になっています。
本書の内容は、週刊文春などに連載したものをまとめたものらしく、後書きには、マスコミの方々などから、参考資料として大変役にたったという言葉をいただいたと書いてあります。
まさに参考資料としては、どの書評家よりも読みやすく、第1級のものだと思います。いわずと知れた島クマもこの本を参考に読書を進めていきたいと思っています。
しかし、読めば読むほど知りたくなってくるのは、世の中にある無数の本のなかから、このような的確な選書をどうやってするんだろうという素朴な疑問です。そのあたりのことを、知りたくなってくるほどです。
表紙をあけて、最初から最後まで読書案内で、島クマが疑問に思う宮崎さんの私事は書いてありません。まさに1から10まで本、本、本の本づくしの1冊です。
この本で、様々なテーマを考察するのもよし、そして多種多様の本から知的好奇心を喚起されるのもよし、とりあえず本好きにはたまらない内容でした。
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